Hello。你好。こんにちは。
香港で日本人美容師の鈴木将史です。
今日はカラーについてのお話
おしゃれ染めと白髪染めの違いって分かりますか?
よくおしゃれ染めから白髪染めにしようか悩まれている方のお話を聞く事があります。
一般的には2つのカラーを全くの別もの!と認識している方も多いように思います。
昔はもちろん美容室でもおしゃれ染め白髪染めと分けていました。
それは白髪を染めるには薬剤が暗いレベルでしか染まらず、明るくする事が出来なかったからと言う理由が大きいと思います。
しかし、今の時代はメーカーさんの努力のおかげで白髪染めの薬剤でも明るめで鮮やかな色味を出せるカラーが可能になってきました!!(本当に現場としてはありがたい事です)ミルボンさんいつも有り難うございます☆
では、今のおしゃれ染めと白髪染めは何が違うのか?
1番の大きな違いはカラー剤の中に入っている茶色味(ブラウン)の量です
白髪染めは白い髪の毛に色を入れないといけませんからブラウンが多く配合されています。
因に白髪は髪の毛の中に何も色味が入っていない状態です。
しかし、おしゃれ染めの場合は黒い髪(ブラウンが大量に入っている毛)を染める訳ですからカラー剤自体にブラウンの色味はあまり必要ありません。
代わりに色を楽しめる赤、青、黄、緑、紫、ピンクなどの様々な色味が配合されています。
ちょっと見てみましょう
これは美容室で良く見かけるカラーチャートと言われるものです。
このカラーチャートと呼ばれるものには実際にカラー剤で染められた毛束が並べられています。
主に2種類あります
黒い髪に染めた場合での仕上がりのチャート
(実際にカラーでの染まり上がりがイメージしやすいです)
真っ白い髪に染めた時での仕上がりのチャート
(カラー剤自体の純粋な色味を見ることができます)
では、それを踏まえて今回は白髪染めとおしゃれ染めのカラー剤の違いを見て行きましょう。
今回はカラー剤のみの色味で見た方が分かりやすいので白い髪の毛に染めた時の仕上がりの違いを見て行きたいと思います。
まずはおしゃれ染めから
ほぼ色味しか入っていない為それぞれの発色が鮮やかなのが分かると思います
上の方がより明るいのですが(9レベル)ここまでいくと鮮やかさがより出てきますね!
これでは白髪に染めても薄く色が入るだけで透けてしまって染まっているとは言えない状態になってしまいます。
では、白髪染めを見て行きましょう!
おなじ9レベルでも鮮やかさが下がり無く深みがありますね!
これは色味以外にブラウン味(茶色)の色素が多く配合されている為です。
下に行けば行くほど(レベルが下がるほど)ブラウンの色素が多くなりより濃く染める事が可能になってきます。
少しイメージ出来ましたか??
(僕の撮影テクの関係でちょっと見づらかったらすみません!興味ある方はお店でお見せ出来ますのでお声かけ下さい。)
まとめ
おしゃれ染めと白髪染めの違い
おしゃれ染め
色味が多く入っているため鮮やか
白い髪の毛には薄く色が入るが透け感は残る
白髪染め
ブラウン味が多く入っているため鮮やかさは下がる
白い髪の毛には濃くブラウンが入るため透け感は無くなる
ようするに白髪染めというカテゴリーになっていますが、
ブラウン量と色味の配合比率の違い
が主な違いになります。
おしゃれ染めでもとても明るい毛(ハイトーン)からダークブラウンみたいに落ち着いた色に落とす時は『白髪染め』のカラー剤を使ったりします。
なぜなら、ブラウンを沢山入れないと暗くならないからです!
白髪はそのハイトーンよりもさらに明るい究極のハイトーンとも言えますね!
美容師は白髪の量や明るくしたいレベル、やりたい色味に合わせて薬剤を調節しています。
白髪染めおしゃれ染めとあまり分けて考えずに相談して頂ければと思います。
今日も最後まで有り難うございました^^
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