と疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回はカット技術の違いについて綴りたいと思います。
一概にカット技術といっても無数にあります。
今回はシンプルにウェットカットとドライカットについて考えていきたいと思います。
まず最初にウェットカットとドライカットはどちらが正しいのかというと、どちらにもメリットとデメリットがあって優位をつける事が出来ません。
ウェットカットのメリットは、シャンプーをして髪のしばり癖、寝癖等をリセットしてから切るので狙ったシルエット、フォルムがだしやすく、髪が濡れて柔らかくなっている為、髪への負担が少ない、所要時間がかからない事があげられます。
また逆にデメリットとして、カット後のラインが残りやすかったり、毛量調整セニングが荒削りになりやすかったりします。
ただ、ラインはチョップカットするだけで全然出方が違います。
ドライカットのメリットは毛流れ、生え癖をみながらカットが出来るので自然な毛束感が作りやすい事と、狙ったところに毛量調整がしやすい事です。あと切ってもらっているお客様も、鏡で仕上がりのイメージがしやすかったりもします。
逆にデメリットは、しっかりとしたシルエットが出しにくい事、切り方によっては時間がかかってしまう事です。
一言にドライカットと言っても、ただ乾いた髪を切るのと、頭の形に沿って、一つ一つグラデーション、レイヤーをつくりながら全体のシルエットを切っていく方法とでは所要時間が大きく違います。
あと流行りや時代背景でも選択が変わったりもします。
例えばシルエットのしっかりとしたモードなスタイルだとウェットカットを中心にスタイルを作っていきますし、ラフなスタイル、洗いざらしスタイルだとドライカットが向いています。
僕は普段、ウェットカットでベースを切ってからドライカットで必要箇所を切っていき質感調整をする事が多いのですが、お客様の髪質、生え癖、お手入方法でカット技法は分けています。
カットは本当に奥が深くて面白いです。
今日書いた以外にも色々な切り方や考え方がありますので、担当の美容師さんのこだわりや考え方とかを聞いてみたりするのも新しい発見があって楽しいかもしれませんね。
Thank you for reading my blog.☺︎
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